新年度が近づいてくると、身の回りに変化が起きて、場合によっては引っ越ししたり、新たな生活を始めたり、ということが起こります。
今度引っ越す部屋にはベッドを置きたい!その場合、どんなベッドがいいでしょうか?
広さは?色や形は?どんなイメージ?・・・そもそも、どんな種類があるのでしょう?その特徴は?
ベッドは、決して安い買い物ではありません。闇雲に見た目で選んでしまうと後悔することがあるかも知れません。
ベッドにはどんな種類のものがあるのか、それがどういうものであるかをあらかじめ知っておくことで、より自分の好みや条件に合ったものを選ぶことが可能になります。
ここでは、ベッドの種類やサイズについて見ていきたいと思います。
目次
ベッドの種類
ベッドの種類としては、以下のようなものがあります。
・ローベッド
・フロアベッド
・収納ベッド
・ソファーベッド
・ロフトベッド
・二段ベッド
・すのこベッド
・ショートベッド
・ロングベッド
・連結ベッド
形状を表すものと、特徴を表すものを同列にしていますので、上記の複数に該当する製品が多くあります。
例えば、「ローベッド」で「ロングベッド」な製品は実際にあります。
それらについて順にみていきましょう。
普通のベッド
普通、というのは、特徴がない、と言い換えることができます。だいたいのベッドは付加価値をつけるため工夫されていることが多く、ほとんどの場合はこれ以外の分類のどれかに該当することが多いです。
強いて言うなら、価格重視のフレームだけのベッドがこれに当たります。
→とにかく、価格重視で機能面は気にしない、という方におすすめです。
ローベッド
寝台面の高さが、通常のベッドに比べて低いものがこのカテゴリに入ります。いわゆる普通のベッドは、ベッドの天板面が床から50cmくらいであるのに対して、ローベッドは20cmほどになります(マットレス含まず)。
フロアベッドとは違って脚があるので、床下との間に隙間があり、通気がある他、多少の物を置くことができる場合もあります。
→低いベッドがいいけど、部屋の湿気やカビが気になる、という方におすすめです。
→ローベッド製品一覧
フロアベッド
ローベッドと違って、サイドフレームが床面にぴったり付き、なおかつマットレスがそこに嵌まり込むので、ローベッドよりもさらに寝台面が低くなります。
スタイリッシュなイメージを演出でき、また、パーツが小さくて少ないので、価格が低めになるのも大きなメリットです。
反面、床下との隙間が無いので、湿気の対策が必要で、また、物をしまうことにはほぼ使えません。
→部屋をカッコよく演出したい、という方におすすめです。
収納ベッド
ベッド下の空間を、荷物を収納することに最大限利用する構造を備えたベッドです。
収納方法としては、引き出しを備えた引き出しタイプと、天板がフタのように大きく開いて、中への出し入れが簡単にできるリフトアップタイプとに大別できます。
引き出しタイプは小物や衣類の収納がしやすく、リフトアップタイプは、ゴルフバッグやキャンプ道具のような、使用頻度の低い大物をしまうのに適しています。
引き出しと大物収納を半分ずつ備えるタイプもあります。
→荷物や衣類が多いため、少しでも多くベッド下にしまいたい、という方におすすめです。
ソファーベッド
ソファーもベッドも使いたいけど両方部屋に置くスペースはない、という場合には、必要に応じてベッドにもソファーにもなるソファーベッドが適しています。
普段部屋で過ごすときにはソファー、寝るときにはベッドとして使えるので、非常にスペース効率がよく、便利です。
ただし、純粋なベッドと違って布団類を置いたままにできないため、切り替え時に若干の手間がかかり、また、布団をしまえる収納が必要になります。
→部屋がそれほど広くないけどソファーは必要、とお考えの方におすすめです。
二段ベッド
ベッドを、上下に重ねて二階建てにしたものです。
子供が2人以上いる家庭では、ベッド一つ分の面積で二人が別個に寝ることができます。
製品にもよりますが、ほとんどの場合、分離して二台のベッドとしても使えるので、子供が成長しても無駄になりません。
→複数人の子供がいる家庭におすすめです。
ロフトベッド
二段ベッドの一階分がベッドでなく、自由に使える空間になっているベッドです。
一階部分に子供用の机や棚を備えると、子供部屋に必要なものをすべて備えたシステムデスクとしても使えます。
ソファーを置いてくつろぎ空間にしてもいいですし、カーテンで覆ってウォークインクローゼットや収納空間にすると部屋が片付きます。
→限られたスペースを最大限に活用したい、という方におすすめです。
すのこベッド
天板に隙間を設けて、通気性のある「すのこ」状にしてあるベッドの総称です。
ローベッドや収納ベッドでも、天板がすのこになっている製品が多くあり、それらもすのこベッドと呼ばれます。
通気性がいいため、布団やマットレスの湿気を逃がしやすいためカビが生えにくいのが利点ですが、全く生えないというわけではありませんので、過信は禁物です。
→マットレスにカビが生えるのがとにかく嫌、という方におすすめです。
ショートベッド
通常のベッドの寝台面の長さは195cmですが、それを180~185cmに短縮したベッドの総称です。
ローベッドや収納ベッドでも、この長さのものはショートベッドと呼ばれます。
身長が低めの方や小柄な女性にとっては、ベッドが長いことに意味はないため、ショートベッドにすることで部屋が若干広く使えます。
そういう性質上、製品ラインナップは女性を意識したものがほとんどです。
→小柄な女性の方におすすめです。
ロングベッド
通常のベッドの寝台面の長さは195cmですが、それを205cm~210cmに長くしたベッドの総称です。
ローベッドや収納ベッドでも、この長さのものはロングベッドと呼ばれます。
最近は背の高い方が多いですが、そういった方達にとっては、通常サイズのベッドでは、足先がフレームにかかったり、場合によっては出てしまい、気になって眠れないなんてこともあります。
気にせず眠るためには、身長+15cmほどの寝台面長さが必要ですので、身長が180cmを超える方は、通常サイズのベッドでは若干寝苦しいのではないでしょうか?
→身長が180以上の方、通常の長さのベッドでは窮屈だと思う方におすすめです。
連結ベッド
ベッドの幅としては、セミシングルからキングサイズまでありますが、小さい子供と家族4人で寝ようと思うと、キングサイズ以上の幅が必要となります。
そのような場合に、クィーンサイズなどのベッドを複数台連結することで、ワイドキング幅のベッドとして使えるものが「連結ベッド」と呼ばれます。
ほとんどの場合が、子供が転げ落ちても怪我の心配がないフロアベッドですが、中には、収納ベッドを複数連結できるものもあります。
→小さいお子さん達と家族全員で寝たい、という家庭におすすめです。