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脚付きマットレスってどうなの?メリットとデメリットを考える

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ベッドのカテゴリーの一つに、「脚付きマットレス」というのがあります。

ベッドフレームが無く、マットレスにそのまま脚を取り付けたシンプルなものですが、いわゆる普通のベッドではないだけに、買ってみて「しまった!」なんてことはないだろうかと不安になるかもしれません。

今回は、この「脚付きマットレス」についての考察です。

脚付きマットレスのいい点(メリット)

構造が単純で、位置を動かしやすい

「脚付きマットレス」という名前の通り、マットレスに脚を取り付けただけの構造ですので、配置や移動が普通のベッドに比べてとても楽です。

普通のベッドのように、マットレスを脇に置いて、天板を外して、ベッド下に置いてる物もどかしてからようやく移動、そして位置が決まったら、さっきと逆の手順で組立て・・・というようなことが全くなく、ただそのまま移動させるだけ。

ベッドの位置に限って言うなら、配置替えだって、大人が2人いればあっという間に終わります。

また、移動が非常に簡単なため、窓にかかる位置のような、普通のベッドでは絶対に置かないような臨時の配置も可能です。

邪魔になればすぐに動かすことができるので、どんな配置を試してみても、それほど苦になりません。

言い方を変えれば、そこそこの頻度で動かすつもりがないのであれば、わざわざ脚付きマットレスを選ぶ必要がない、ということでもあります。

ベッド以外の用途にも使える

脚付きマットレスの最近のモデルでは、正方形のものを2つ、もしくはそれ以上使ってベッド状にしてその上に寝る、というものが多くなっています。

一つがだいたい1m角前後なので、寝るのにしか使えないということでもなく、片方ずつをベンチや簡易ソファのように使うことも可能です。

また、最近の分割型の脚付きマットレスは、互いをつなぐ辺のマットレスの構造に工夫を凝らしており、つなげて寝た時に、接続部分が不自然に沈み込んだりするような違和感が起きないようになっているものが多くなってきています。

そういった工夫によって、分割モデルは寝心地がよくない、ということもありません。

専有面積が小さくて済む

脚付きマットレスには、枠となるベッドフレームもヘッドボードもなく、マットレスのサイズそれ自体が外形寸法となるため、マットレスとしては同じでも、ベッドとして見た場合、寸法としては普通のベッドよりも結構小さくなります。

また、コンパクトサイズを売りにした製品も多く、普通のベッドに比べて圧迫感が非常に少ないと言えます。

部屋が狭い上に間取りの融通が利きにくい場合には、移動のしやすさも相まって、コンパクトな分割式の脚付きマットレスは非常に有効な選択肢となります。

脚付きマットレスのよくない点(デメリット)

マットレスの交換ができない

普通のベッドの場合は、ベッドフレームがあってそこにマットレスを置くため、寝心地がどうしてもしっくりこないという場合は、最悪、マットレスだけを交換することもできます。

しかし、脚付きマットレスの場合は、マットレス自体に脚がついており、マットレスの交換というのは、製品そのものの買い替えを意味します。

そういった意味で、マットレスの種類や性質を含めて、普通のベッドよりも慎重に選ぶ必要があると言えます。
→マットレスの種類と、その違いとは?

それに、マットレスも長い目で見れば消耗品。バネのへたりやどうにもならない汚れ、カビ、などといった場合に、マットレスを交換できないのはデメリットと言えます。

意外と手入れがしにくい

普通のベッドの場合だと、マットレスだけをベランダに立てかけて天日干ししたり、前後の向きや表裏を入れ替えたりできますが、脚付きマットレスだと、まあ脚をはずして天日に干すことはできますが、少なくとも裏返して使うことはできません。

また、2分割タイプだと、接合辺に特別な仕掛けがあることが多く、前後を入れ替えるくらいしか向きを変える方法がないため、特定の箇所にダメージや汚れが集中しやすくなってしまいます。

ベッドとしてはやや使いにくい

ベッドには通常、ヘッドボードなどがあり、時計や簡易照明などを置いたりして、寝る直前の時間を有効に使えたり、翌朝絶対に必要なものを置いておくといったことができますが、脚付きマットレスにはヘッドボードを取り付けることがそもそもできません。

枕元に置いておくこともできなくはないですが、配置にもよるものの、常に落下の危険性があり、そういった意味では、普通のベッドと全く同じというわけには行きません。

ベッド下を収納スペースにできない

正確には、まったく置けないというわけではありませんが、普通のベッドのように枠がなく、床面からマットレスの底面までの高さのものしか入らないので、収納スペースとしては上背がなく、非常に使い辛いと言わざるを得ません。

また、ベッド(としての脚付きマットレス)の移動が容易という点で、こまごましたものを安定してベッド下に置いておけるという感じでもありません。

置けたとしても、よくてすっぽり入る大きさのチェストボックスのようなものくらいでしょうか。ただ、製品によっては、専用の収納ボックスを販売している場合もあり、そういうものを使えば収納スペースとして使うことはできます。

とはいえ、ある程度の頻度で動かす前提なら、下には何も置かないほうが掃除もしやすいですし、部屋の使い勝手も良くなります。

まとめ

脚付きマットレスは、動かしやすくてコンパクトなのが利点なので、狭い部屋では非常に有利です。

また、ちょっと動かして、テーブルを挟んでソファーのように使うこともできるので、ベッドという用途にこだわらず、いろいろな使い方ができるのも利点と言えるでしょう。

ただ、普通なら当てにできるベッド下の収納スペースがほとんど使えないので、しまいたい小物が多い部屋には難しいかも知れません。

しかし、普通のベッドに比べて使い勝手の幅が広いので、そういう利点を生かせる方には非常におすすめです。

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