ベッドには本当にいろいろな種類、形状のものがありますが、独特のイメージを持つカテゴリーとして、「ローベッド」があります。
大まかには「フロアベッド」と「すのこベッド」の特徴を併せ持っており、そのローダウンなフォルムがオシャレさを醸しつつ、通気性や使い勝手もいい優れモノです。
普通の一般的なすのこベッドよりも板としての平面が広いので、マットレスだけでなく、布団を敷いて寝るという使い方も違和感なくできます。
その広いローベッドに、ベッド幅より狭いマットレスを置くことで、ベッドの端を余らせ、そこをテーブルのように使うのが「ステージレイアウト」と呼ばれる使い方です。
逆に、その面一杯に敷布団などを敷く場合は「フルレイアウト」と呼ばれます。
枠型のベッドに比べて面積がやや広いため、部屋によっては足元が狭く感じる場合もありますが、それを補って余りある良さを持っており、独特の雰囲気を醸し出します。
目次
ステージレイアウトのメリット
ベッドは基本的に寝るものですが、寝ることにしか使わないわけではありません。
座って本を読んだり、床に座ってもたれかかることもあるでしょう。
そのようなときに、ベッド横の張り出しを小型のテーブルのように使えるのが、ステージレイアウトです。
ちょっと飲み物を置いたりできるので、ベッド横に座椅子なんかを置いてもいいでしょうし、インテリアとして小物を置くこともできます(寝相に自信のない方にはおすすめしませんが・・・)。
部屋でくつろぐことの多い方、部屋にあれもこれも置くのではなく、物を少なくしてすっきりしているのが好きな方には特におすすめです。
今回は、そんなステージレイアウトのベッドをいくつかご紹介したいと思います。
ステージレイアウトで使えるベッド
ショート丈北欧デザインベッド Pieni ピエニ
ショートサイズでありながらステージレイアウトが可能な、女性向けのベッドです。
また、このベッドは高さ調節も可能で、標準添付の脚(20cm)を使用すれば普通のベッドですが、別売りの一番短いタイプ(8cm)を使うと、完全にローベッドとなります。
デザインボードベッドロング Girafy ジラフィ
長身の方でもゆったり足を伸ばせるロングタイプのローベッドです。
もちろん幅の狭いマットレスと組み合わせればステージレイアウトは可能ですが、このベッドは、むしろ敷布団での使用を推奨しているというちょっと変わったローベッドです。
モダンデザイン ヘッドボード付き ステージベッド 『Rolyalstage』ロイヤルステージ
化粧板の品質が高く、高級感のあるローベッドです。
幅がクィーンサイズまで用意されており、どちらかというと広い部屋に向いているベッドです。
まとめ
このタイプは家具店に実物が置いてあることが少ないので、あまりなじみがないかも知れませんが、意外に愛好者が多いのがステージレイアウトです。
休日を自分の部屋で過ごすことが多い一人暮らしの方とは相性がいいのですが、家族のいるような家庭ではあまり有効活用できないかも知れません。
とはいえ、実際にはベッド面の幅がやや広いというだけのことなので、こういうベッドを買ったからと言って、必ずこういう使い方をしなければならない、というわけではありません。
幅の広いマットレスに替えてフルレイアウトにすればゆったり寝られますし、敷布団を敷くこともできます。
ステージレイアウトには独特の使い心地がありますので、興味のある方は是非試してみていただきたいと思います。