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和室がなくても畳で寝たい!畳ベッドのメリット・デメリット

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ひと昔前の間取りでは、多少狭くても、一部屋は和室があるのが普通でしたが、最近の間取りでは、全室フロアリングであることが珍しくなくなっています。

「日本人ならやっぱり畳!」ということで、ベッドの天板が畳になっている、「畳ベッド」があるのをご存知でしょうか?

正直、ベッドの中でも割と珍しい部類に入るのですが、今回は、そんな畳ベッドのメリット・デメリットについて見ていきたいと思います。

畳ベッドのメリット

いぐさの香りが和の雰囲気を醸してくれる

畳を編むのにに使われている「いぐさ」には、非常に独特の香りがあり、新しいときに香りが強いのはもちろん、一定期間が過ぎても、ある程度は分かるものです。

そもそも、畳ベッドに多少なりと言えども関心を持つということは、潜在的に和室の雰囲気が好きであると言えるので、そういった方にとっては、心地よい空間になるのではないでしょうか。

マットレスのようにへたらない

普通のベッドに用いられているマットレスのほとんどは、金属製のバネの反発力で柔らかい感触を作り出しています。

そのため、買った直後の寝心地がずっと続くことはなく、程度の差はあっても、いずれは使えなくなってしまいます。

畳ベッドの場合は、もちろん畳自体の寿命はあるものの、スプリングのようにへたってしまうわけではありませんので、より長く使うことができるでしょう。

床で寝ているような感覚で、ベッドで寝られる

床に布団で寝ることに対して、ベッドで寝ることに利点があるとすれば、

・低いところを舞うホコリを避けることができる
・下に溜まる、冬の冷たい空気を避けることができる

こういったことが挙げられます。

畳ベッドは、畳の部屋と同じように布団を敷いて寝るのが前提です。

床にふとんを敷いて寝る寝心地が好きだけど、これらのようなベッドのメリットは享受したい、という場合は、畳ベッドは大変おすすめです。

まさにその通りになるからです。

布団がなくても直接寝転べる

和室でごろんと寝転がったことはないでしょうか?

畳は、歩いてよし、寝転がってよしの万能な床材です。

部屋のフロアリングに何も敷かずに寝転がることはないでしょうし、カーペット等があっても、毛やホコリを巻いていることがあり、直接寝転ぶにはなんとなく抵抗がありますが、畳ならそんな問題はありません。

畳ベッドであれば、布団を敷いていなくても、「ちょっと寝転がる」ことが可能です。

畳ベッドのデメリット

寝心地が硬い

マットレスは、スプリングの働きによって、肩や腰などの張り出しを沈み込ませて体重を分散させることによって柔らかい寝心地を実現していますが、それに慣れている方にとっては、畳に布団は結構硬いです。

天板が畳ですので、マットレスのように、体重で沈み込んでくれるということもありません。

あくまで、「畳の部屋に直に布団を敷いて寝る」のをベッドで再現しているわけですので、その硬さが心地いい、という方のためのものなのです。

そういった寝心地に慣れがない方にとっては、「あ、これ苦手」という感じになってしまう可能性が高いです。

布団を置きっぱなしにできない

マットレスに敷布やシーツであればシーツを替えるくらいのことですし、普通の天板ベッドに布団を敷いている場合でも、都度布団を上げる、ということはしていないのではないでしょうか。

畳ベッドの場合は、ベッドですが、基本的には毎回布団を上げる必要があると言っていいでしょう。

人は毎日、睡眠時に約コップ1杯分の水分を布団に吸わせていると言われています。

なにしろ布団の下はいぐさで編んだ畳ですので、そこで毎日寝ているのに布団をずっとそのままにしていたら、早晩カビが生えてしまうでしょう。

布団は毎日上げて、程よく畳を乾燥させる必要があります。部屋に敷いてある畳でも同じですよね。

とはいえ、畳ベッドの中には、純然たるいぐさの畳ではなく、畳に似た感触の合成繊維を畳表にしたものもあります。これであれば、本物の畳ほど気を遣うことはありません。

気軽に干すことが難しい

和室がある家でも、畳を干した経験のある方はかなり少ないのではないでしょうか。

畳は、植物を編んだものですので、畳の表を日光に向けて干してはダメです。すぐに色褪せて悪くなってしまいます。

風通しのいいところで陰干しするか、畳裏を日光に当てるように干すのがベターなのですが、何かの角にぶつけたりすると予想外のダメージが入るなど畳は結構デリケートですので、布団やマットレスのように気軽には外に出せません。

逆に言えば、布団を毎日上げたり、部屋の換気をちゃんとしているのであれば、特に必要以上に手間をかけることもない、ということでもあります。

まとめ

畳ベッドを選ぶなら、「畳(の感触)が好き」であることが唯一絶対の条件となります。

決して多数派ではないものの、決して無くなってしまうこともない、畳ベッドを購入した方の購入理由に、「畳に一目惚れ」みたいなコメントが見受けられるのも頷けます。

また、畳ベッドには、天板素材の薄さを生かしてか、収納ベッドであることが多く、部屋の収納スペース確保にも役立ちます。

万人向けではありませんが、ベッドの使い勝手と、畳の感触を一度に得たいという方であれば、畳ベッドは最高の選択となるでしょう。

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