最近の間取り、特にワンルームなどでは、収納が減る傾向にあり、以前だと、布団がしまえるような押し入れが無いなんてことはありませんでした。
そもそも、押し入れを備えるはずの和室自体が減ってきており、今や全部屋が洋室で、収納はクローゼットと小物をしまう棚のような収納スペースしかないなんてことも珍しくありません。
「ベッドで寝るんだし、布団をいちいち仕舞いこむ必要はないから、それでもいいのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、本当にそうでしょうか?
目次
例え一人暮らしでも、布団を収納するスペースは必要
確かに、ベッドに布団を敷いて寝る場合でも、布団はベッドに敷いてあるか干しているかのどちらかであって、特に収納する必要はないようにも思いますが、日本は、年間の気温の変化が激しい国です。
夏と冬で同じ布団を使うことは有り得ず、まあ敷布団はいいとしても、掛布団や毛布などは夏用と冬用で明確に違います。
特に冬用の布団は嵩張るので、押し入れのような収納スペースがないと、邪魔で仕方ないのではないでしょうか。
そんなときに使えるのが、ベッド下に布団を収納できるスペースを備えた、収納型のベッドです。
シーズンオフの寝具は、「布団圧縮袋」で真空パックして収納
畳ベッドでもない限りは、普段使う寝具を毎日出し入れするなんてことはあまり必要ないと思いますので、シーズンオフの掛布団や毛布は、「布団圧縮袋」に入れ、掃除機で空気を抜いてペッタンコにしてベッド下に収納しましょう。
ただ普通に布団をベッド下の空間に入れるだけでは、ホコリや湿気がまとわりついてカビが生えたりしていないか心配ですし、秋冬になってそれらを取り出しても、一度カバーを洗うなどの手間が避けられません。
しかし、布団収納袋で真空パックしておけば、そういうシーズンオフ中に汚れが付く心配はありません。
もちろん、出してすぐは一回くらいは干したいですが、長期の収納という意味での安心感は桁違いです。
また、そういうペッタンコ状態の布団なら、収納ベッドに入れてもまだ余裕がありますので、他のものを入れる余裕もあると思います。
収納袋で圧縮された布団は、まるで硬い板のようになり、柔らかさは全く無くなりますので、逆にとても仕舞いやすくなります。
布団をそんな状態にしてしまうと、布団の綿や羽毛が潰れてしまうのでは?と思われるかも知れませんが、そういう心配はありません。不思議と、袋から出してしばらくすれば完全に元に戻ります。
布団を収納できるベッド
布団のようなものを仕舞うには、やはり収納ベッドが最適です。
天板がすのこになっていて通気性のいい「すのこベッド」や、天板が畳になっていて和室気分で眠れる「畳ベッド」にこういうタイプが多くラインナップされています。
また、凝ったものだと、天板部分がガスを封入したサスペンションになっていて、女性でも軽々と開け閉めできるタイプもあります。
こういったものなら、布団の片付けを負担に感じなくて済むのではないでしょうか。
収納できる畳ベッド
・日本製・布団が収納できる大容量収納畳ベッド 悠華(ユハナ)
開閉が楽な収納ベッド
・大容量収納日本製棚付きガス圧式跳ね上げ畳ベッド 結葉 ユイハ
まとめ
布団を使うからには、やはり余裕をもって布団を収納できる空間は必要です。
部屋にクローゼットしかなくても、収納ベッドならその空間を確保できます。
特にシーズンオフの布団を「布団圧縮袋」で真空パックすると、驚くほど体積が小さくなりますので、想像以上の量が入りますし、長期の湿気でやられてしまうこともありません。
ベッドはそれだけで大きな体積があります。
せっかくなら、その空間を有効に活用したいものです。