最近の新しい部屋は、とにかく収納スペースが少なくなってきています。
あってせいぜいクローゼットが1つか2つ、昔は必ずあった押し入れなんて、今は一人暮らしで選ぶような部屋で見ることはほとんどありません。
押し入れなんてついている部屋はよほど古いか、畳の和室を備えた広い間取りの場合くらいでしょう。
そうなると困るのが、布団を使っている場合の収納場所です。
マットレスのあるベッドなら布団は無くても済みますが、やはり布団の寝心地がいい、という方にとっては、布団は手放せません。
それに、季節によって掛布団の種類も変わりますし、毛布や敷パッドのようなものも年中同じものを使うわけではないので、シーズンオフのものはどこかにしまっておく必要があります。
そんな場合におすすめしたいのが、「布団がしまえるベッド」です。
これがあれば、部屋に布団をしまえる収納スペースがなくても、布団類をしまっておくことができます。
今回は、そういう「布団をしまえるベッド」について見ていきたいと思います。
目次
布団をしまえるベッドのメリット
シーズンオフの布団をしまっておける
布団の場合は言うに及ばず、例えマットレスのあるベッドであっても、寝るときというのは、実にいろいろな寝具を使います。
シーツや敷パッド、タオルケット、毛布なんかもありますし、夏と冬では掛布団は確実に変わるでしょう。
収納のない部屋では、こういったシーズンオフの寝具や、予備のシーツなどをしまっておく場所をどうするかという問題が発生しますが、ベッド下にしまえるのであればそれも解決します。
そもそも、布団類は非常に嵩張るものであるため、部屋に押し入れでもないと収納が難しく、また、しまうことさえできばどこでもいいというわけではないので、ベッド下の収納スペースのように、ホコリや汚れを防ぐことができる収納場所は非常に適していると言えます。
シーズンオフの掛布団などは、真空パックのようにできる収納袋を使うと、汚れや湿気を確実に防ぎ、また、体積を小さくしてしまえるのでおすすめです。
来客用の布団を持っておくことも可能
一人暮らしの場合にはあまりないかもしれませんが、よく人が泊まりに来るような方だと、来客用に予備の布団が必要になる場合があります。
普通であれば、嵩張る上に使用頻度の低い予備の布団など置いておく場所はないのですが、ベッド下にしまえるとなると、持っておくことも可能になります。
布団までなくても、予備の毛布が数枚あるだけで、人を泊めることは可能となります。
布団をしまえるベッドのデメリット
湿気がこもりやすい
これは収納タイプのベッド全般に言えることですが、収納タイプのベッドはある程度密閉された大きな箱で、その上で水分を発散する人間が寝るわけですから、ある程度の湿気があるのは仕方がありません。
内部の収納スペース自体にそれほど通気性があるわけではないので、部屋の湿気の影響を受けやすく、また抜けにくいので、何らかの対策は必要でしょう。
例えば、収納スペース用の湿気取りを入れておくのも有効です。
収納ベッドでも、天板がすのこ板のような作りになっているものがあり、このタイプであれば、比較的通気性はよくなっています。
ほこりが溜まりやすい
布団、寝具がそもそものホコリの発生源となりやすいものなので、ベッド周辺はどうしてもホコリっぽくなってしまいます。
それを出し入れするとなると、どうしてもその収納スペースにはホコリがたまってしまうので、定期的な掃除は欠かせません。
天板がすのこ板になっているタイプは、確かに通気性はいいのですが、上からホコリが入りやすいです。
とはいえ、だいたい常に上に何かを敷いているので、どうにもならないくらいにホコリだらけになってしまう、というほどではありません。
また、最近の収納ベッドでは、すのこ板を薄い繊維で覆って、通気性と防塵性を両立させた高性能な製品も出ています。
布団をしまえるベッド・おすすめ5選
美草・日本製_大容量畳跳ね上げベッド_【Sagesse】サジェス
サジェス
モダンさと古風さを併せ持つ、異色の畳ベッド。この畳はカビや汚れに強い人口繊維製で、収納スペースの容量も十分あり、布団収納もらくらく。
日本製・布団が収納できる大容量収納畳連結ベッド
畳に布団の硬さが心地良い、という方におすすめの畳ベッド。このベッドの中に布団が入ってしまうので、昼間は畳スペースや小上がりに。
通気性抜群 棚コンセント付 跳ね上げベッド Prostor プロストル
プロストル
すのこ板に薄い繊維を張り合わせた、通気と防塵を両立させた天板が特徴。通気性が良く、ホコリが入らないので、布団の収納に適している。
すのこ構造_ガス圧式大容量跳ね上げベッド L-Prix エルプリックス
エルプリックス
跳ね上げ式の収納ベッドだが、その特徴は、マットレスと一体化した天板にある。収納サイズも3タイプから選べて、布団も楽々に入る。このベッド自体に布団は必要ないので、来客用に。
布団が収納できるチェストベッド Fu-ton ふーとん
ふーとん
多彩な引き出しレイアウトで布団から小物まで何でもしまえる収納ベッド。小さな引き出しは使い方次第で非常に便利。
まとめ
普通の荷物と違って、割とデリケートな扱いが必要な布団をしまっておくには、それなりに余裕があって、出し入れがしやすい場所である必要があります。
押し入れのない部屋で、布団をしまっておける場所というのはなかなかありませんが、収納ベッドは、場所や出し入れのしやすさから言っても、かなり好条件な部類だと言えます。
密閉された箱状の場所なので湿気や通気性には気を付けたいところですが、最近の収納ベッドでは、すのこ板を薄い繊維で覆って、通気性と防塵性を両立させたものもあり、性能は向上しています。
また、布団以外のものもしまえるので、部屋の片づけにも大変役立ちます。