ベッドは、部屋に置く家具の中でも最大級のものですし、そこにいる限りは毎日必ず使うものなので、お部屋のイメージを決めるうえで非常に影響が大きいと言えます。
可愛い部屋にしたい、オシャレなイメージにしたい、という場合に、ベッドフレームの色は非常に重要です。
今回は、そんなベッドフレームのカラーを決める際に気を付けたい、以下の5つのポイントについて見ていきたいと思います。
・部屋の固定調度品(ドアやクローゼットの扉など)も意識する
・どうしても決められない場合は無難なナチュラルブラウン
・いろいろな木目が混在しないように注意する
・ベッドカバーに凝りたいなら、黒いベッドは避ける
目次
部屋にある家具全体のイメージをなるべくまとめる
どのようなイメージの部屋にしたい場合であっても、部屋にある家具の色合いがバラバラだと、まとまりがなくごちゃごちゃしてしまい、イメージがどうという以前の話になってしまいます。
机はライトブラウン、ベッドは白、洋服タンスはウォルナット・・・という感じに、ただ家具が置いてあるだけでも生活はできますが、それでは味気ないですよね。
もちろん、同じメーカー、同じシリーズで買い揃えないとダメ、ということではありません。
当然そのほうがオシャレ度合いは大幅に上がりますが、かかる費用も相応なものになってしまいます。
そこまで同じである必要はありませんが、大まかな方向性、例えばダークブラウンならそれに近い色合い、ホワイトなら白と呼べる範囲のものを選ぶことで、部屋の印象が驚くほど締まります。
選ぶ色目と絡めて、部屋のイメージをどうするか考えるといいでしょう。
部屋の固定調度品(ドアやクローゼットの扉など)も意識する
部屋のイメージを決めるのは、何も家具だけではありません。
壁の色(これは大体の場合白ですが)や、作り付けのドアやクローゼットの扉なども、重要なポイントとなります。
どんな部屋であっても、部屋に作り付けのものはカラーリングが統一されている場合がほとんどですので、これを生かすとより洗練されたイメージを作りやすくなります。
ただ、必ずしも作り付け部分に合わせなければならない、ということではありません。
作り付け部分がライトブラウンなら、家具をホワイトでそろえると女性っぽさを出せますし、作り付け部分とはっきり違う色で家具をそろえるのはイメージを作る上で有効な方法です。
ただし、ここで色目がばらけると一気に野暮ったくなってしまいますので、注意が必要です。
どうしても決められない場合は無難なナチュラルブラウン
こんな部屋にしたい、という具体的なイメージは湧かないけど、色目がバラバラなのは何か良くない気がする、という場合は、ナチュラルブラウンの木目調で大まかにそろえるのがオススメです。
家具をそこそこ統一感のあるナチュラルブラウンで揃えると、作り付けの部分がどんな色合いであってもうまく馴染んでくれます。
それに、引っ越しした場合でも、同様の理由で、新しい部屋にも違和感が出にくいカラーリングです。
また、種類が多いので、選んだり、買い替えたりする場合にも選択肢が多くなるという利点があります。
ただ、全般的に言える傾向として、床がライトブラウンな部屋が非常に多いため、ライトブラウンの家具が床と同化してしまう可能性があります。
床と家具があまりに近い色合いだと、今度は面白みがない部屋になってしまいますので、このような場合はカーペットやラグなどを敷いて、床と家具のコントラストを出すといいでしょう。
いろいろな木目が混在しないように注意する
ナチュラルウッドやウォルナットは言うに及ばず、ダークブラウンやホワイトであっても、木目が見える家具が非常に多い、というかほとんどです。
カラーリングを揃えるのはもちろんですが、可能なら、この木目の雰囲気もなるべく近いものにしたいところです。
もちろん、それこそシリーズものでもない限り全く同じにはなりませんが、木目の幅がすごく広かったり、狭かったり、まっすぐだったり、入り組んど複雑な曲線だったり、そういう「雰囲気」みたいなものは、なるべくですが近い方がしっくり来ます。
ベッドカバーに凝りたいなら、黒いベッドは避ける
シックで落ち着いたイメージを出したいのであれば、ダークブラウンや黒のベッドフレームを選択するといいですが、濃色、特に黒のベッドは、それ自体の印象が強すぎて、ベッドカバーのような「他の要素」を受け入れる間口が非常に狭いと言えます。
ベッドカバーを選ぶ際に、黒のベッドフレームに違和感なくなじむのは、同じく濃色の茶系か、逆に真っ白かのどちらかくらいでしょう。
中間色系は全く馴染まないので、購入の際には注意が必要です。
そこへいくと、白系統のベッドフレームの汎用性はすさまじく、濃色系からパステルカラーまで、どんな色合いのベッドカバーとも合わせることができます。
全体的に白ベースの部屋であれば、ベッドカバーなどをを差し色としてあわせやすいので、部屋の彩りの幅が広がります。
まとめ
やはり一番の肝となるのは、配置する家具全体の印象をできる限り統一することです。
作り付けの部分までも含めてコーディネイトできると、それだけで洗練されたイメージに近づきます。
さらに、揃えるだけではなく、差し色やアクセントを入れると、揃えられたところがより引き立つものです。