ベッドを買おう!と思うのは、就職、結婚などによる引っ越しで、自分の生活に何らかの変化が起きる時であることが多いのではないでしょうか。
今回は、こと女性の一人暮らしに関しての考察です。
ベッドの必要性とは?
日本の一般的な住宅事情はどこもそんなに大きく変わるものではありません。
一人暮らしだと、あまり広くても持て余すだけなので、2DKやワンルームなんかが多いのではないでしょうか。
そういうところにベッドを置くとなると、面積上の占有率はかなり大きくなります。
床に直接布団を敷くようにすればベッドは無くても済みますが、ベッドがないと、寝具をしまうための、結構大きい収納スペースが必要になります。
また、最近はフロアリングオンリーの物件が多いので、そこに直接布団を敷くとなると、布団にホコリを巻きつけることになりますし、冬は寒いし・・・ということもあるでしょう。
それに、疲れて帰ってきたときにバタンキュー、もできません・・・。
いろいろな意味で、実はベッドは効率的なのです。
ベッドに求められる必要条件とは?
サイズついて
ベッドの目的はもちろん寝ることですが、そのために必要なベッドのサイズは、人によって異なります。
普通のベッドの標準サイズは寝台面の長さが195センチありますが、もし、身長が160センチ前後なら、この長さは必要ないと言えます。
頭が突っかえず、足が出ない程度の長さがあればいいわけですから、ここでベッドが不必要に長くても、いいことは別にありません。
このような方には、ショート丈のベッドが有効な選択肢となります。
これは、寝台面(マットレス)の長さが180センチの規格品で、通常サイズのものよりも15センチ全長が短くなります。
家具が15センチ小さいというのは、柱の出っ張りなどで通常サイズでは入らないところにすっぽり入るということもあり、予想以上に効果があります。
幅についても同様で、ショート丈のベッドには、通常のシングルサイズ(幅約90センチ)のほかに、セミシングル(幅約80センチ)の設定があるものが多いです。
ただし、長さは身長から想像できる必要長で考えていいですが、幅については、寝返り幅が大きいなど、移動のことを考える必要があるため、ショート丈だからセミシングル、というわけにはいきません。
もちろん、幅も小さくていいなら小さいほうが省スペースにはなりますが、ここはよく考えて、慎重に選びたいところです。
収納機能について
女性に限らず、物をしまう場所というのは結構重要です。
最近の間取りは、収納場所が少ない傾向にあるので注意が必要なのですが、こういうときに、ベッド下の空間というのが意外なまでに重宝します。
衣類を詰めたボックスや、場合によっては、年に数回しか出番のないキャンプ道具やスキー、スノボ板など、普通ならどこに仕舞おうか考えてしまうようなものも、簡単に入ってしまいます。
収納ベッドとして作られた製品には、ベッド下にたくさんの引き出しを備えたものや、ベッドの天板がサスペンションで簡単に持ち上げるられるようになっているものがあり、大変便利です。
変わったところでは、二段ベッドほどの高さの二階部分がベッドで、その下の空間がすべて収納、というものもあります。
この割り切り方はすごいですが、簡易のウォークインクローゼットと言える容量があるので、普通の洋服タンスでは収まらないほどの衣装持ちな方でも、これなら間違いなく収納が可能でしょう。
これはロフトベッドに分類されますし、ショート丈ではないので今回の趣旨からは若干外れますが。
ショート丈の収納ベッド紹介
ヴンダーバール
しっかりした収納機能をそなえつつ、女性向きなデザインでショート丈という、優秀なベッドです。引き出しの奥側は、長物が収納できるスペースになっています。
フォーゲル
リフトアップタイプの、ベッド下スペースをそっくり活用できる収納ベッド。デザインが女性向けであることはもちろん、強力なガス圧ダンパーで、女性の力でも楽に跳ね上げが可能です。
アリエンヌ
収納が、ジャストサイズのオシャレな木箱になっているという異色の収納ベッド。天板がすのこになっており、防湿対策もバッチリです。